電車の中で、円周率は3.05より大きいことを証明せよ、という問題を見つけた。この問題は、シンプルだが考えさせる面があり、入試問題としては良問と思われる。 この問題を見たとき、いくつかの解法とともに、円周に内接する多角形と比較し、n角形の場合の一般式を立てることは難しくなく、あとはnを大きくすればよいということは、すぐ思いついた。 しかし、任意の角度の三角関数の値は、電卓やコンピュータが持ち込めない試験会場では求めることができないので、三角関数の公式等を覚えていないと解くのは苦労するだろうなと電車の中で思った。 受験生は、三角関数の公式などを暗記しないと受からないのだろうか(基本的な公式だが、暗記が大の苦手な人には覚えるのはきついかもしれない)?やはり記憶力で差がつく側面もあるのかと、配点の仕方に興味を持った。 また、創造力中心の問題や社会との関係を考えさせる問題に改題できないだろうか。日本の理系教育のための改題を考えた。 |